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ニッケルチタン線、銅線、タングステン線について

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今回は弊社で取り扱いがあるステンレス以外の材料についてのお話です。

 

まず一つ目がニッケルチタン合金について

これはニッケルとチタンの合金で形状記憶合金とも言われています。

弊社が扱っているニッケルチタンワイヤーは超弾性の特性を利用した製品で、ステンレスやアルミなどの一般的な金属が永久変形するような大きな変形を加えても、自力で元の形状に復帰することが出来ます。

弊社ではワイヤーに直線記憶をさせている製品とコイル形状に記憶させている製品の2種類があり、様々な用途でご使用頂いております。

 

     

 

次に銅線について

弊社での銅線の使用方法は銅線のみで撚線するのではなく、ステンレスと銅線を組み合わせた撚線を製造しており、主に通電を目的として使用されています。

銅線とステンレスを組み合わせることで、銅線のみとは異なるハリがありしなやかなロープへと仕上げております。

 

芯:銅  側:ステンレス

 

最後にタングステンについて

タングステンと聞いてもステンレスほど馴染みがない方がほとんどだと思いますが、これも一つの金属の名前です。

タングステンとはスウェーデン語で「重い石」という意味であり、銀灰色の非常に硬く重いレアメタルの一つです。

「重い石」ということだけあって比重は金とほぼ同じで、ステンレスの2倍以上の比重となっています。

その他の特徴としては、融点が約3400℃と非常に高く、金属の中でも非常に頑丈ですので産業機器、インフラ、半導体、医療など様々な分野で使用されております。

 

弊社のタングステン撚線の実績の一例としては、競技用縄跳びのロープとしてφ0.8(7×7)の出荷実績があります。

 

上:ステンレス  下:タングステン

 

今回はステンレス以外の材料についてのお話でしたが、いかがでしたでしょうか。

金属にはそれぞれ特性があり、それによってロープに任意の特性を持たせることが可能です。

 

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